ログハウスならではの特徴を説明します

ログハウスは見た目にも周囲の自然と溶け込んで印象的であり、あわただしい都会のことを忘れてリラックスした生活をするにはもってこいの建築であるといえます。通常は別荘建築や、趣味の活動をするための自宅敷地内の離れなどとして用いられることが多いようですが、本格的な定住生活のために新しく購入するという人も増えています。しかし、やはり国内のハウスメーカーが製造販売しているような、気密性にすぐれた住宅とは異なり、独自の特徴をもっているということは、覚えておいたほうがよいといえます。そうした特徴は、メリットでもあり、またデメリットにもつながるものです。長く住むことを考えるのであれば、特徴をメリットとして生かせるような、ちょっとした工夫やメンテナンスが望まれます。

一般的な住宅とは構造には大きな違いがある

国内ハウスメーカーの住宅を考えた場合、それが木造であるとしても、柱や梁、筋交いなどといった部材を組みあわせて軸組をつくり、そこに天井や床を張ったり、壁を取り付けたりといった構造になります。要するに、内装や外装と、構造材である部分とはまったくの別物ということになります。ところが、ログハウスの場合には、柱が自然の丸太を加工した木材であることはもとより、内壁、外壁といった部分も、丸太を横に組み上げてつくったものとなります。すなわち、内装、外装から構造材まで、すべてが同じような木材とから成り立っているということができます。こうした特徴があることから、場合によっては消防法などの防火関連の法令できびしい制約を受けることがあるほか、特に木材の収縮がおさまるまでの新築後の数年間は、すき間が多く外気が吹き込むことがあり、さらに年月を待たないと、その暮らしやすさが十分に評価できないものです。

年月とともにわかる暮らしやすさ

ログハウスも新築からある程度の年月が経過すれば、木材がなじんで不具合も調整され、真の暮らしやすさがわかるようになります。もっとも、外壁や屋根の塗装、コーキング、ジャッキの調整などといった、新築後のメンテナンスにも注意を払うことが前提条件となります。ログハウスでは、木材の呼吸や空気の自然な循環により、国内ハウスメーカーの住宅がもつ気密性とは違った意味で、夏場は涼しく、冬はあたたかいという環境が生まれます。また、結露やカビなども、気密性が過多になっているハウスメーカーの住宅と比較すると、あまり問題にはならないということも、特徴のひとつとして挙げられるところです。何よりも、木材が飴色に変化して微妙な風合いに変化したり、機械的ではないぬくもりが感じられるといった、外観、質感のよさは、他の建築にはない魅力となってきます。これは長く住めば住むほど実感がわいてくるものです。